自費出版をしたいと思ったけど、費用が高くて諦めた。自費出版の相談はしたけど、出版社に断られてしまった。そんな経験をお持ちなら、電子自費出版を考えてみませんか。
もちろん、紙の書籍を執筆した経験はあるものの、電子書籍を作ったことはなく、電子書籍を作ってみたいというご要望や、すでに作った紙の書籍を電子書籍でも出版したいというご要望にもお応えします。
では、パーソナルコンピューターやスマートフォン、あるいはiPadやKindleなどの端末で読める電子書籍を、著者自らが発行することが「電子自費出版」であると考えています。また、「電子個人出版」も、ほぼ同じ内容を指していると考えられます。
自費出版を電子書籍で行う場合の最大のメリットと考えられるのが、制作費など費用の削減です。電子書籍なら印刷や製本は必要ありませんし、書籍という物理的な存在を扱わないので、保管や移動などに費用がかからなくなります。さらに、電子書籍のデータそのものは劣化しないので、長く売り続けることができますし、品切れの心配もありません。
そして、自費出版を電子書籍で行うことの、もう一つの長所と考えられるのが、著者自らが出版社の役割を果たすことができる点です。
紙の書籍であれば、印刷や製本、流通など、出版社でなければ(出版の経験がなければ)難しい工程が少なからず必要でした。これに対し、電子書籍なら、執筆以外のほとんどの部分を著者自らが行うことも不可能ではありません。
とはいえ、著者自らが全ての作業を行うのには限界がありますし、著者が行わないほうがよい作業もあります。電子書籍を作るに当たって必要となる主な工程とその作業内容、適切な担当者を整理すると次のようになります。
工程 | 作業内容 | 適切な担当者 |
---|---|---|
執筆 | 原稿の作成 | 著者 |
編集 | 原稿内容や誤字脱字などの確認ほか | 著者以外 |
レイアウト (組版) |
原稿の体裁を整え読みやすくする作業 電子書籍のデータ作成 |
著者でも可能。ただし、電子書籍についての知識が必要 |
校正 | レイアウト後データの確認 | 著者、編集担当者 |
これらの工程のうち、特に編集は、著者以外が行うべきと考えられます。どんなに経験のある著者や優秀な著者の場合でも編集者を兼ねることはないと考えてよいでしょう。そして、著者にとって、編集者は、最初の読者であり、有益なアドバイスをする批評家でもあります。
レイアウト(組版)は、著者が自ら行うことも不可能ではありません。しかし、電子書籍のデータ形式(フォーマット)やレイアウトについて十分な知識がないとトラブルの原因を作ってしまうことがありますし、レイアウトの経験がないと効率的な作業は望めません。
これらのことから考えると、電子自費出版に当たっては、編集とレイアウトだけでも知識と経験の豊富なプロフェッショナルにまかせるのが、得策といえるでしょう。
電子書籍は、出版に当たっての大きなハードルだった費用がかかるという問題を解決し、自費出版をより身近なものにします。しかし、その長所を活かしつつ質の高い電子書籍を世に出すためには、少しの工夫と努力が必要です。
ねずみ堂では、数多くの経験を積んだスタッフが、的確かつ効率的に作業を行うことで料金設定をギリギリまで低く抑えています。これに加えて著者ご自身で行っていただける作業については、できるだけ著者ご自身で行っていただくようにお願いしております。ご利用いただくサービスを必要にして十分な範囲に限定することにより、電子自費出版にかかる費用を抑え、少しでも多くの電子書籍を世に出したいと考えています。
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